日刊ニュース

2014.05.27 のニュース

-ガソリン仕切価格改定-JX50銭、出光40銭上げ 中間留分も50銭上げ

ガソリン仕切価格は、25日からJXが50銭/リットル、出光が40銭の各値上げとなった。軽油、灯油は50銭の値上げ、EMGの外販はガソリンが50銭の値上げとなった。5月に入って仕切価格は据え置きとなっていたが、ここにきて50~40銭の小幅値上げとなってきた。末端市況は当面維持することになるが、高値による節約で販売減となり、市況軟化を心配するムードも出ている。石油情報センター調査では、平均が166円/リットルとなり、連続して小幅な値上がりとなっているが、減販により底値は160円割れも散見しており、6月からの新体系への移行を前にして元売の出方をみるなど様子待ちの動きとなってきた。
 石油情報センターの調査価格は、小幅な値上がりが続き、平均で166円となっている。全国ベースでは値上がり基調であるが、高値による減販で節約が心配され、一部では値下がりのケースもみられる。
 5月に入って市況対策に取り組み、首都圏では街道沿いでボトム165円を狙った。6月の新体系による仕切価格の値上げを見込んで浸透したが、ここにきて中だるみから値下がりも出てきた。
 5月対策では、元売の販売子会社も率先して取り組んでいるため、165円が浸透したが、地域格差も生じるなど、調整する動きも出てきた。
 しかし、基調は安定しているため、大きく値崩れはないとみられ、仕切価格は50~40銭の値上げとなったことから、下げ止めから反転も予想される。
 6月以降の新体系については、ハッキリした元売の方針が出るのを待って対応することになり、月末になれば新しい動きが出そうである。

提供元:株式会社 石油タイムズ社
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