2014.05.28 のニュース
WTI反発104.35ドル1ヵ月ぶりの高値
週末23日のNYMExの原油先物相場は、需給引き締まり観測が強まる中で買いが優勢となり、反発した。WTIの7月物は前日終値比0.61ドル高の104.35ごと、中心限月として4月21日以来約1ヵ月ぶりの高値で終了した。8月物は0.56ドル高の103.43ドルで引けた。
原油相場は、時間外取引中からジリ高となり、ニューヨーク市場の午前中に一段高となった。米エネルギー情報局(EIA)が週央に発表した米原油在庫が大幅減となったほか、米商務省が発表した4月の新築住宅販売件数が43万3000戸と、市場予想を上回り、米株価が堅調に推移したことも原油の買い材料となった。7月物は、電子取引では一時104.50ドルまで値を伸ばした。
また、市場の関心が高いウクライナ問題で、週末に大統領選挙を控えるウクライナでは政府軍と親ロシア派の衝突が続いており。ロシアからのエネルギー供給に対する不安も根強く、買いが優勢となった。