2014.05.30 のニュース
WTI反落104.11ドル 利益確定売りで
連休明け27日のNYMEXの原油先物相場は、需給緩和懸念が広がる中、対ユーロでのドル高なども背景に売られ、反落した。WTIの中心限月7月物は前週末終値比0.24ドルの104.11ドルで終了した。8月物は0.25ドル安の103.18ドルで取引を終えた。
米エネルギー情報局(EIA)が29日発表する週間在庫統計で原油在庫の増加が見込まれており、需給の緩みが意識されて売りが先行した。また、対ユーロでのドル高を背景にドル建てで取引される原油などの商品に割高感が生じ、売りを誘った面もあったが、前週末に約1ヵ月ぶりの高値を付けた反動から、連休明けに利益確定目的の売りが出たとの見方もあった。
米国の4月の耐久財受注や5月の消費者信頼感指数が堅調な内容で、米景気の先行きに楽観的な見方が広がったため、相場の下げ幅は限定的だった。