日刊ニュース

2014.06.04 のニュース

WTI反落102.71ドル 利益確定の売り

 週末30日のNYMEXの原油先物相場は、米国内の需要減退への懸念や利益確定売りを受けて、反落した。WTIの中心限月7月物は前日終値比0.87ドル安の102.71ドルで取引を終了した。
 米商務省がこの日発表した4月の個人消費支出は前月比0.1%減と市場予想に反してマイナスとなった。さらに、米ミシガン大学がまとめた5月の消費者景況感指数は前月を下回り、予想にも届かなかった。
 前日、米エネルギー情報局(EIA)の週報で原油の在庫が全体で予想以上の積み増しになった上に、軟調な米経済指標が発表されたことから、需給の行方に対する懸念が広がり、原油相場を押し下げた。
 ただ、5月全体で見ると、リビア情勢やウクライナの地政学的リスクなどを背景に、原油相場は中心限月ベースで3%近く上昇した。

提供元:株式会社 石油タイムズ社
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