日刊ニュース

2014.06.05 のニュース

ガソリン 増販期待強まる 記録的な気温上昇で~減販ムード脱却へ~

連日の30度を超える猛暑並みの気温でガソリンの増販が見込まれている。4月の消費税の増税以降、減販傾向が続いているが、6月で好天気が続けば増販も期待できそうである。ガソリンの3月販売は、消費税の増税を前にして仮需要が発生して前年比8.5%増となったが、4月はその反動で8.8%減となり、相殺されることになる。5月も2~3%減で推移したようである。5月末から6月に入り気温が上昇しており、記録を更新する暑さが続いているもので増販が期待されている。例年、6月は入梅となるため減販となるが、今年は空梅雨となり増販となるとの期待が強まっている。高値による減販ムードから脱却するチャンスが到来しそうである。
 6月から仕切価格は、コスト(原油価格)変動の新体系へ移行した。
 6月での連日30度を超える猛暑で記録を更新しており、ガソリン増販が期待されてきた。気温が上昇すると冷房用のカークーラーの使用が増加するため、ガソリンの消費量が増加する。
 これから本格的な夏場となり、ガソリン需要期となるが、今年は1ヵ月早く夏場商戦となりそうである。
 6月の暑さも入梅となると気温が下がり、長雨になると休日のドライブが減少することになる。しかし、今年は梅雨の期間が短く、直ちに夏になりそうであるため、増販期待が強まっている。6月で増販ともなれば、導入されたばかりの新体系の浸透にも好機となるものとみられる。
 新体系によるガソリンの市況対応はこれからであるが、コスト連動(原油価格)であるため仕切価格は上昇するとみられており、ユーザー転嫁が求められている。
 この時期に増販傾向となれば市況対策も組みやすくなるため、ガソリン販売では好天気が歓迎されている。

提供元:株式会社 石油タイムズ社
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