2014.06.25 のニュース
WTI続伸107.26ドル 一時は9ヵ月ぶりの高値
週末20日のNYMEXの原油先物相場はイラク情勢に対する警戒感や米株相場の上伸を受けて続伸した。この日納会を迎えたWTIの中心限月7月物は前日終値比0.83ドルの107.26ドルと昨年9月下旬以来9ヵ月ぶりの高値で終了した。8月物の終値は0.78ドル高の106.83ドルだった。
原油相場は時間外取引中から強含みで推移し、立ち会い開始直前の電子取引で一段高となった。寄り付き後も、米株相場が取引時間中の史上最高値を付ける中、じりじりと上伸し、引け前には一時107.73ドルの高値を付けた。
イラクでは、政府軍部隊とイスラム過激派の衝突が続く中、過激派が北部バイジにある国内最大級の石油施設を包囲したと伝えられたことから、イラク産の原油の供給が滞ることを警戒した買いが優勢となった。