日刊ニュース

2014.06.27 のニュース

-ガソリン仕切連続値上げ-JX、出光が1.5円上げ 末端市況は170円相場に

ガソリンの仕切価格は、26日からJX、出光が各1円50銭/リットルの値上げとなった。EMGも24日から1円50銭の値上げとなっている。前週と連続しての値上がりとなったため、ユーザー転嫁は、ボトム168円で取り組んでいるが、来週から170円を目安に本格化する。前週は1円の値上げとなっているため、通算すると2円50銭の値上げとなる。だが、1日からも1円80銭の値上げを実施しており、累計では4円30銭の値上
げとなる。新体系は原油コスト連動方式となったため、原油価格の値上げが即、反映することになっている。ドバイが110ドル/バーレルと6月初めに比べると4~5ドルの値上げとなり、為替も102円/ドル程度で推移している。そのため仕切価格は値上がりが予想されるが、高値による節約が心配される。
 6月から原油コストに連動する新体系へ移行することになり、ガソリンの仕切価格は連続して値上げとなった。JXベースでみると、6月1日から1円80銭の値上げ、その後は据え置き、19日から1円値上げ、26日から1円50銭の値上げとなった。
 一方、ユーザー転嫁は、様子待ちとなり、市況維持に努めたが、仕切価格が連続値上げとなったため、これから本格的に転嫁を狙うことになる。
 原油コスト連動の新体系によって仕切価格が値上げされたことから、首都圏ではボトム168円を狙い、来週からは170円相場となりそうである。安値も150円台が姿を消しており、業転も値上がりしているため安値も底上げされてきた。
 新体系は仕切価格の値上げが先行して業転が追随して値上がりするパターンとなるが、今のところ、その価格差が縮小されているが、これが拡大すると混乱が生じることになる。

提供元:株式会社 石油タイムズ社
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