2014.07.30 のニュース
WTI小反発102.09ドル 需給懸念と株安の綱引き
25日のNYMEXの原油先物相場は、地政学的リスクヘの懸念を背景に底堅く推移した。WTIの中心限月9月物は最終的にいってこいとなり、前日終値比0.02ドル高の102.09ドル/バーレルで取引を終了。10月物は0.15ドル高の100.87ドルで引けた。
寄り付きにかけては売りが優勢だった。外国為替市場でドル高・ユーロ安が進行し、ドル建てで取引される原油に割高感が生じた。軟調な米株式につれ安した面もあった。
しかし、相場はその後、反転。ウクライナ問題で米欧がロシアに対し制裁を強化するとの観測が高まり、原油の需給混乱が懸念された。このため、原油相場は電子取引で一時102.53ドルまで上昇。しかし、買い一巡後はもみ合い商状となり、最終的には前日終値近くで引けた。