日刊ニュース

2014.07.31 のニュース

WTI反落101.67ドル 供給懸念の後退で

 週明け28日のNYMEXの原油先物相場は、供給懸
念の後退から反落した。WTIの中心限月9月物は、前週末終値比0.42ドル安の101.67ドルで終了した。
10月物は0.55ドル安の101.32ドルで引けた。
 市場では地政学的リスクへの懸念がくすぶっている。リビア政府とイスラム系武装勢力間の衝突に伴い、週末にかけ60人以上が死亡したほか、首都トリポリの国際空港近くの燃料貯蔵施設で火災が発生したと報じられた。ウクライナ東部では戦闘が激化。米国と欧州諸国の対ロ追加制裁の行方が注視されている。ただ、市場ではこうした情勢不安が石油供給の深刻な混乱にはつながらないとの見方から買い控えられた。
 このほか市場では、29~30日に発表される官民の原油在庫統計で需給要因を見極めたいとの思惑が強い。ロイター通信の調査によると、25日までの1週間の原油在庫は前週比100万バーレル減少する見込み。

提供元:株式会社 石油タイムズ社
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