日刊ニュース

2014.08.01 のニュース

WTI続落100.97ドル 2週間ぶりの安値で

 29日のNYMEXの原油先物相場はドル高ユーロ安を背景に続落した。WTIの9月物は、前日比0.70ドル安の100.97ドルと、中心限月ペースで7月15日以来2週間ぶりの安値で取引を終了した。10月物は0.59ドル安の99.73ドルで引けた。
 外為市場では対ユーロでドル高が進行し、ドル建ての原油相場は相対的な割高感から売られた。米調査会社スタンダード・アンド・プアーズが朝方発表した5月の住宅価格指数が市場予想を下回ったことも相場を圧迫した。また、カンザス州コフィービルの精製所で火災が発生し、稼働が停止。WTI原油受け渡し拠点のクッシングでの在庫だぶつきに対する懸念が浮上したことも、原油の売り材料となった。
 ただ、中東やウクライナの地政学的リスクに対する懸念は根強く、原油の下支え要因となった。EUはこの日、ロシアに対する資本規制など包括的な追加制裁措置を実施することで基本合意したと報じられた。

提供元:株式会社 石油タイムズ社
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