日刊ニュース

2014.08.01 のニュース

-ガソリン仕切価格改定-JX、出光は据え置き 調査価格169円60銭で20銭値下げ

ガソリン仕切価格は、31日からJX、出光は据え置きとなった。EMGは50銭、コスモは70銭値下げ(30日から)となっており、小幅な変動に止まっている。累計すると約2円の値下げとなる。原油価格の値下がりを反映したものであるが、7月の仕切価格は小幅な値下げ局面となってきた。6月から新体系へ移行したが、6月は値上がり、7月は値下がりとなったため、相殺されるかたちとなっている。末端市況の取組みになると、7月~8月は夏場商戦に入り、増販期待もあって微妙な状況となってきた。石油情報センターの調査価格(28日)は169円60銭/リットルで前週に比べ20銭値下げとなり、前々週に比べると30銭下げとなっている。
 ガソリンの仕切価格は、JX、出光が据え置きとなり、7月に入って累計では、2円/リットル~2円50銭の値下げとなった。末端市況は値下げせずに維持されているが、これからの対応が難しくなる。本来ならば未達分を残しており、我慢して維持するところである。
 需給も締まっており、市況は維持されているが、これから夏休み商戦がヤマ場を迎えるため、増販を期待して価格競争に入ると値崩れの心配も出てくる。
 ガソリン販売は4月以降、減販が続いているため、販売業者も厳しい立場にあるが、減販は定着しつつあるため、ここはマージン確保を優先する時期にある。
 原油価格も下落気味であるが、中東情勢は不安定であるため、急騰することも予想される。そのため、小幅な仕切値下げで即、末端市況を値下げで対応すると、値上げ局面で対応が遅れると赤字となる。
 そのため、ここは我慢して市況維持に努めることになるが、一部では下落傾向も出ている。

提供元:株式会社 石油タイムズ社
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