日刊ニュース

2014.08.04 のニュース

JX4-6月 決算エネルギー事業 経常損失243億円 石油製品は242億円の損失 石油化学製品は19億円の損失

JXホールディングスは31日、平成27年3月期第1四半期(4月~6月)の決算を発表した。それによると、売上高が2兆6409億円(前年同期比4.8%減)、経常利益が149億円(79.5%減)となった。なお、在庫影響を除いた経常利益相当額は129億円(69.1%減)となった。各セグメント別では、エネルギー事業の売上高は前年同期比6.8%減の2兆2329億円、経常損益は243億円の損失(前年同期は261億円の利益)となった。在庫影響を除いた経常損益相当額は261億円の損失(前年同期は33億円の損失)となった。261億円の損失のうち、石油製品は242億円、石油化学製品は19億円の損失となった。石油・天然ガス開発事業の売上高は前年同期比13.6%増の548億円、経常利益は前年同期比35.5%減の200億円となった。金属事業の売上高は前年同期比6.1%増の2682億円、経常利益は前年同期比3.3%減の97億円となった。
 JXHDの連結業積は、売上高は前年同期比4.8%減の2兆6409億円、経常利益は前年同期比79.5%減の149億円となった。在庫影響(総平均法によるたな卸資産の評価が売上原価に与える影響)を除いた経常利益相当額は、前年同期比69.1%減の129億円となった。
 エネルギー事業は、国内石油製品マージンが、石油製品需要の構造的な減少が進行する中、室蘭製油所の原油処理停止など、エネルギー供給構造高度化法への対応に向けた余剰精製設備削減の動きを反映し、前年同期を上回る水準となった。一方、石油化学製品のマージンは、中国経済の減速を背景に、主力製品であるパラキシレンを中心に、前年同期を下回る水準となった。
 なお、在庫影響(総平均法によるたな卸資産の評価が売上原価に与える影響)による会計上の利益は18億円となった。
 石油・天然ガス開発は、原油及び天然ガスの生産については、油田・ガス田の自然減退が見られる中、安定した生産に努め、前年同期並みの数量となった。また、暦年ベースの販売価格についても、原油市況の変動が小幅であったことなどにより、概ね前年同期並みの水準で推移した。

提供元:株式会社 石油タイムズ社
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