日刊ニュース

2014.08.05 のニュース

ガソリン 8月商戦入り 猛暑で増販を見込む~市況維持でマージンを確保~

ガソリン商戦は、最盛期の8月入りとなり、これから旧盆にかけての販売、市況動向が焦点となってきた。7月販売の前半は、台風の到来で低調であり、石連週報でも1週間の出荷は98~99万キロリットルと100万キロリットルを割った。ようやく月末(20~26日)にきて108万キロリットルと100万キロリットルを突破した。高値による節約もあり、販売は低調であるが、猛暑が続いており、これから増販を期待したいところである。末端市況は170円/リットル相場となっているが、7月に入って仕切価格が値下がりしたこともあり、弱気となって小幅な値下がりとなりそうである。
 JX、出光の仕切価格は31日から据え置きとなったことから、末端市況は維持に努めることになる。ただ減販が続いているため、値下げるSSも出始めている。
 これから夏休み商戦が本格化すると、旧盆までが最盛期となるため、市況を維持してマージンを確保したいところである。
 石油情報センターの調査価格も2週間で30銭の小幅値下がりとなったが、169円台を維持しているため、このまま維持できればマージンが確保されそうである。需給も締まり気味であり、大きく値崩れすることはないようである。
 ガソリン販売は、4月が8.8%減(3月の8.5%増の反動)、5月が3.8%減、6月が1.3%減となっており、7月も前半は台風の影響もあってマイナスが見込まれている。そのため8月には増販期待が強まるところである。
 猛暑で増販を期待しても、昨年の532万キロリットルを上回る増販は難しいにしても横ばいを見込み、マージンを確保したいところである。

提供元:株式会社 石油タイムズ社
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