2014.08.22 のニュース
ガソリン仕切値下げ JXは1.5円、出光0.5円、昭シ0.6円~JX大幅下げで末端への影響が心配~
ガソリンの仕切価格改定は、21日からJXが1円50銭/リットル、出光が50銭の各値下げとなった。8月からの累計ではJXが2円、出光が1円70銭の値下げとなる。JXは灯油、軽油、A重油が各1円値下げ、出光は灯油が90銭、軽油が1円、A重油が50銭の各値下げとなった。他社のガソリンは、昭和シェルが20日から60銭下げ、コスモが1円下げ、EMGが19日から50銭下げとなっている。JXが1円50銭という大幅下げとなったため、末端市況への影響が心配となる。
原油価格はWTIで95ドル/バーレル、ドバイで100ドル割れと下落しており、為替は102円/ドルで推移しているが、ガソリン仕切は連続値下げとなった。21日からJXが1円50銭(前週は50銭)、出光が50銭(70銭)の各値下げとなった。
仕切価格の値下げを受けて、石油情報センターの調査価格(18日)は169円/リットルとなり、前週に比べて20銭値下がり、5週連続の累計で90銭の値下げとなった。
仕切価格は7月中旬から約3円値下がりしているが、その値下がり幅に比べると、末端市況の下落幅は少ない。値下がり基調のなか、地域により価格差が生じているが、今のところマージンは確保していることになる。
ここにきてJXの仕切値下げ幅が1円50銭と大幅となっているため、市況が維持できるか否かが注目される。
8月商戦も終盤となっているため、微妙な状況となってきた。