2014.08.29 のニュース
ガソリン 夏場商戦終え9月対策へ 業者、下げ過ぎを是正へ
ガソリンの仕切価格は連続値下がりが続いたが、9月入りを前に販売業者サイドは夏場商戦が終わったのを機に市況対策を再考する方向となってきた。
7~8月の夏場商戦は、各SSとも増販期待で対応してきた。そのため9月は下げ過ぎを是正することになりそうである。
原油価格が下落したため仕切価格も値下がりしたこともあり、ガソリン市況は小幅であったが下落局面となった。
例年、夏場商戦は増販を優先するため下落するが、今年は台風、豪雨となり減販に影響した。それでも地域的には関東地区は猛暑となり、台風の影響も少なく、販売数量を確保したが、九州、四国、中国地方は大幅な減販となった。これからの秋の行楽シーズンに入り、9月は連休もあり、増販で挽回を期す狙いもあるが、夏場の減販をカバーしようとすると、再び価格競争が心配されるため、9月の市況対策が重要となってくる。