2014.08.29 のニュース
WTI反発93.86ドル 良好な経済指標を背景に
26日のNYMEXの原油先物相場は、良好な米経済指標や石油製品在庫の減少予想を背景に買われ、3営業日ぶりに反発した。WTIの中心限月10月物は、前日終値比0.51ドル高の93.86ドルで終了した。
7月の耐久財受注額は前月比22.6%増と、前月比の上昇率として過去最高水準となり、市場予想を大幅に上回った。米調査会社コンファレンス・ボードの8月の消費者信頼感指数は前月の90.3から92.4に上昇した。これは6年10ヵ月ぶりの高水準で、市場予想を上回った。
好指標が相次ぐ中、米経済の先行きに楽観的な見方が広がり、米株価は堅調に推移。原油相場もつられて上伸し、一時1.00ドル高の94.35ドルを付けた。その後、ドル高・ユーロ安による原油相場の割高感に押され、上げ幅を縮める結果となった。
市場は、これから公表される原油在庫統計に注目している。通信社の暫定調査によると、原油在庫は前週比180万バーレルの積み増しと見込まれている。