2014.09.30 のニュース
WTI反落一92.53ドル 3日ぶりの安値
25日のNYMEXの原油先物相場は、強弱材料が入り交じりもみ合った後、3日ぶりに反落した。WTIの中心限月11月物は前日終値比0.27ドルに安の92.53ドルで取引を終了した。12月物は0.29ドル安の91.78ドルで引けた。
原油相場は、前日の米エネルギー情報局(EIA)週報で、原油在庫が大幅な取り崩しとなったことや、米軍によるシリア空爆の報を受けて、地政学リスクへの懸念が強まったことが押し上げ材料となった。
しかし、外国為替市場でドル高・ユーロ安が進行し、ドル建てで取引される原油に相対的な割高感が生じたことから上値は重かった。原油相場は前日終値を挟んだもみ合いとなり、最終的には売りが優勢となった。
リビア国営石油会社の当局筋が同国の産油量は日量90万バーレルに増加したと述べたことも、原油の売り材料となった。