日刊ニュース

2014.10.16 のニュース

ガソリン仕切価格改定 出光2.5円、JXは3円下げ 2週間で4円の値下げ

 原油価格は、続落傾向をみせており、WTIは82ドル/バーレル、ドバイが85ドルへと急落している。為替も10月初めの109円/ドルから107円と2円の円高に転じており、コスト安となっている。
 仕切価格は原油コスト変動を重視する方式に変更しているため、原油下落、円高を反映して、16日からは2円50銭~3円の大幅な値下がりとなってきた。
 東商取の原油先物も59円/リットル、ガソリンは71円となり、先週に比べると5~6円の値下がりとなっている。
 ガソリンの仕切価格では、2週間では4円の値上げとなったため、末端市況も値下がりとなるが、既に先取りして値下げしている末端市況は160円維持を狙う先取り値下げで150円台が増加地区もあり、対策が難しくなる。
 街道沿いSSのボトム価格は中心値が161~2円となっており、安値は160円を割っているが160円維持に努める方向にある。
 本来ならば、160円を維持することで先取り値下げ分と調整したいところであるが、値下げが加速する心配もある。150円台相場となると6月末の170円相場に比べると10円以上の値下がりとなっている。このように先取り値下げが続いているため、市況維持が難しくなっている。安値はすでに150円台相場が形成されているため、今回の3円値下げとなると、さらに一段の値下がりも予想される。
 安値は155~6円(セルフSS)となっているため、150円台の維持がポイントになるが、原油価格が、さらに下落することになると、混迷が予想される。
 今後のポイントは原油と為替との動向となるが。原油も80ドルが底値とみられる。
 これから反発に転じるものとみられるため、下げ過ぎを警戒すべきである。

提供元:株式会社 石油タイムズ社
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