日刊ニュース

2014.12.01 のニュース

ガソリン出荷 97万キロリットルで回復 12月に向けて需要増を期待

 石連週報(16~22日)によるガソリンの出荷は、97万キロリットル(前週は万キロリットル)となり、100万キロリットルを下回ったが、需要は回復したことになる。輸出は11万キロリットルを維持している。
 前々週は連休に入り106万キロリットルとなり100万キロリットルを突破した。平均すると1週間の出荷は96万キロリットルベースであり、在庫(22日)は165万キロリットルで170万キロリットル割れの低水準である。
最近は在庫が低位で推移しているが、販売数量が減少しているため需給が締まることはなく、安定して推移している。
 ガソリン販売は4月以降、減販が続いており、11月以降、需要回復が期待されている。
 11月に入って減販幅が縮小されつつあるが、12月に向け年末商戦に入るのとガソリン市況が150円台から150円を割って145円(セルフ)も散見しているため、安値感と好天気が続けば需要回復も見込まれそうである。
 灯油在庫は315万キロリットルでほぼ横ばいとなっているが、ここにきて暖冬気味となっているため、荷動きが鈍くなっていることが心配となっている。灯油も12月商戦が前半の大きなヤマ場となっている。
 基調は電気、ガスヘの燃料転換でマイナスとなるが、寒波で増販を期待しているのとガソリン減販分を灯油の増販でカバーしたいところであるが、思惑通り経過するのか否かはこれからの天候次第となる。

提供元:株式会社 石油タイムズ社
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