2015.01.20 のニュース
石連週報 ガソリン出荷は84万kl 年末の出荷増の反動で落ち込み
石連週報(4~10日)によるとガソリン出荷(販売)は84万kl(前週は98万キロリットル)で、前週に比べ14万キロリットルの大幅な減少となった。年末の出荷増の反動で減少した。
生産は102万キロリットルで前週に比べ7万キロリットルの減となり、輸出は7万キロリットル(前週は5万キロリットル)、在庫は168万キロリットルで11万キロリットルの増となった。減販分が在庫増となったもの。在庫増となっているが、前年に比べると低位となっている。
ガソリン出荷は前週が98万キロリットルと100万キロリットルを割ったが、前週は116万キロリットルと100万キロリットルをオーバーしている。
12月は、需要期であり、週間では100万キロリットル超えが4週続いたが、1月の正月休み明けとなったため、出荷は減少している。
ガソリンの販売価格は大幅な下落で需要回復の兆しが出ているが、今後、1月以降の販売が気になるところである。1月に入っても仕切価格が大幅な値下がりが続いているため、末端市況も安値は120円/リットル台となっている。
なお、灯油在庫(10日)は484万キロリットルで12万キロリットルの取崩しとなっており、前年並みの水準になっている。