2015.03.12 のニュース
ガソリン転嫁は一段落 一部では中だるみ現象も~3月は増販期待が強まる~
ガソリン仕切価格が据え置きとなったことからユーザー転嫁が一段落して市況維持が中だるみ気味となり小幅な値下がりもみせている。3月に入り増販期待が強まっているため今後の天候と販売動向が注目されている。2月の仕切価格の値上げは累計で9円という大幅な値上がりとなり、街道沿いSSなどでボトム136円に乗せている。安値も130円を乗せているが、仕切価格が据え置きとなったため微妙な状況となっている。2月販売は前半に値上げ予想して仮需が発生したが、その反動で後半は減販となっている。2月値上げ分の転嫁は未達に終わっているため、安値地区は引続き転嫁に取組んでいるが、原油価格は安定してきたため、販売業者も増販を狙う動きが出るのではないかとみられている。3月は増販期待が強いため、予断を許さない。
2月のガソリン仕切価格の値上げは一段落したのが3月に入り据え置きとなってきた。今後の見通しは原油、為替の動向となるが、今のところ大きな変動はないようである。
ガソリンは2月の値上げ後、3月商戦に入ることになった。まだ未達の地区もあるが、底固めとなっている状況である。
3月は春休みとなり増販は見込まれる月であるため、SSサイドもユーザー転嫁を終えたとして市況維持しながら増販狙いの取組みとなる。元売サイドもカード戦略など、増販キャンペーンを展開しているためカード割引き販売が復活することにもなる。
一方、ガソリン価格も値上がりしたものの130円台相場であるため、昨年夏の170円相場に比べると割安であるため、好景気となれば増販期待が見込まれる。
昨年は消費税の増税と原油上昇に伴う仕切価格の値上がりのダブルで一気に170円となったため、減販となった。昨年の3月販売は消費税の増税を前にして仮需が発生して8%の増販となっているため、前年に比べると減販となるが実質増販も見込まれる。その流れで推移すれば前年4月は8%減販となっているため増販となる。