日刊ニュース

2015.04.07 のニュース

ガソリン仕切変動で戸惑い 業者は市況対策に苦慮~一転して値上げ局面へ~

ガソリンの仕切価格は、昨年夏から値下がりが今年1月まで続いたが、2月には値上がり、3月では値下げとなり、4月は値上げと、大きく変動しており、販売業者も対応に苦慮している。原油価格の変動を受けることになるが、石油情報センターの調査価格(3月30日)では平均で139円50銭/リットルとなり、前週に比べ50銭下げとなった。7週ぶりの値下がりとなるが、3月での仕切値下げを反映したものである。しかし、4月に入って仕切価格は1円から1円50銭の小幅値上げとなった。だが3月での値下げの流れが強くなっているため、直ちに反発は難しく様子眺めとなりそうである。4月入りとなり、月末からのゴールデンウィークへの増販期待がかかっている。今年は円安でもあり、海外よりも国内の旅行が増えそうである。
 ガソリンの仕切価格は昨年12月、今年1月で大幅な値下がりとなったが、2月からは値上がりとなり、3月に値下がりとなった。
 加重平均では2月、3月とも値上がりとなっているなど、調整が行なわれているとの見方もある。
 石油情報センターの調査価格は3月に入り、値上がりして140円/μとなり、30日には50銭値下がりする動きをみせている。
 4月に入り仕切価格は一転して1円程度値上がりしたが、3月は値下がりして推移しているため、末端市況は当面下げ止めで様子をみることになる。ただ、4月に入って仕切価格が値上げとなったため、原油価格の聊同が注目されているが、WTIは49~50ドル/バーレル、ドバイが54~5ドルで推移している。アメリカの原油在庫も減少しており、WTIは持ち直しているが、中東情勢は不安定であり、流動的である。
 ガソリン商戦は春の行楽シーズンに入り、これから4月末からゴールデンウィークに向かうため通常月に比べると増販期待となる。前年4月販売は消費税の導入もあり、8%減となっているため、伸び率はプラスに転じているが、3~4月とは実需ベースで見るべきであり、基調としては増加は難しいようであり、採算販売が望まれる。

提供元:株式会社 石油タイムズ社
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