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原油ＣＩＦ　６月上旬４万６２８９円　５月平均比３４６５円下げ

財務省が発表した「貿易統計」から、石油連盟がまとめた６月上旬分の「原油ＣＩＦ旬間速報」によると、ＣＩＦ価格は４万６２８９円／ＫＬとなった。
　５月平均の４万９７５４円に比べると３４６５円の値下がりとなったが、それはドルベースでの大幅な値下がりと、為替の円高によるもの。
　ドルベースは８０．８５ドル／バーレルで、５月平均の８５．０４ドルに比べると４．１９ドルの大幅な値下がりとなったうえに、為替が９１．０３円／ドルとなり、５月平均の９３．０２円に比べ１．９９円の円高となり、ＣＩＦの値下がり幅は、ドルでの値下がり幅に比べると拡大した。
　ドルベースの推移をみると、５月上・中旬は８５ドル台を小幅に変動していたが、５月下旬には８４ドル台へと値下がり傾向に転じ、６月上旬にはさらに３．８２ドルの大幅な値下がりで８０．８５ドルとなった。
　５月の円レートは、上・中旬の９３円台から下旬には９２円台へと円安傾向に転じたが、６月上旬にはさらに円高傾向となり、９１円台となった。