2010.07.06 のニュース
WTI続落72.95ドル 中東産も大幅下げで71ドル台
1日のWTI8月限は大幅な続落で72.95ドル/バーレルとなった。2.68ドルの値下がりで、4日連続の値下がりとなり、前週末25日の78.86ドルから5.91ドルの値下がりとなっている。
1日に米国で発表された各経済指標は、景気の先行き不安をあおる内容であった。6月の製造業景況指数および新規の失業保険申請件数が、市場の予想を下回る水準に悪化した。また、5月の中古住宅仮契約販売指数は、01年の調査開始以来の低水準に落ち込んだ。
これらをきっかけに、米国の株価が年初来の安値を再び更新するなど、リスク資産を圧縮する動きが拡がり、原油相場も売りが一色となった。
なお、中東産原油の9月限も1ドル以上の大幅な値下がりで71ドル台へ、ブレントの8月限も3ドル以上の大幅な値下がりで72ドル台となっている。