2011.02.01 のニュース
中東産が反発93ドル台 WTIは反落し85.64ドル
27日のシンガポールマーケット中東産原油3月限は反発し、前日より1ドル以上の大幅値上がりで、再び93ドル/バーレル台の高値となり、依然としてWTIを上回る高値を続けている。
WTIの3月限は、1.69ドルの大幅な反落で85.64ドルとなり、続伸して97ドル台となったブレントとは10ドル以上の差となっているが、4月限は88ドル台、5月限が90ドル台となり、先高となっている。
WTIは、この日に発表された前週までの米国新規失業保険申請件数が、前週比5万件以上増加し、市場予想を大幅に上回る結果となったほか、昨年12月の米耐久財受注額が前月比2.5%減となり、3ヵ月連続で減少した。
また、米経済指標が低迷し、これを受けた景気の先行き不安から、原油相場は売りが優勢となり、昨年の11月末以来の約2ヵ月ぶりの安値となった。