2010.07.07 のニュース
WTI続落72.14ドル 中東産は大幅下げで70ドル台
2日のWTI8月限は小幅な続落で72.14ドル/バーレルとなった。0.81ドルの値下がりで、5日連続の値下がりとなり、前週末25日の78.86ドルから、1週間で6.72ドルの大幅な値下がりとなっている。
6月の米国雇用者統計で、非農業部門の雇用者数が、今年初めて減少し、製造業の受注が予想よりも落ち込んだことを嫌気し、原油市場は売りが続いた。
また、ドイツ銀行のシミンスキー氏は「第3四半期の経済状況は厳しくなり、それは原油価格に反映されるだろう」と述べた。ただ「厳しい状況にあるが、景気が二番底に向かっているというわけではない」と付け加えたが、一時は71.62ドルまで値を下げ、6月8日以来の安値となった。
なお、中東産原油の9月限は1ドル以上の大幅な値下がりで70ドル台へ、ブレントの8月限は小幅な値下がりで71ドル台となっている。