2011.02.14 のニュース
中東産 反発96ドル台 WTIは続落し86.94ドル
8日のシンガポールマーケット中東産原油の4月限は反発し、前日より1ドル以内の値上がりで、再び96ドル/バーレル台となり、依然としてWTIを9ドル以上も上回る高値を続けている。
WTIの3月限は、0.54ドルの続落で86.94ドルとなった。ブレントの3月限は1ドル以下の続落で、前日の100ドルを割り込んだが、4月限や5月限は100ドル台にとどまり、先高で推移している。
WTIは、中国人民銀行(中央銀行)が利上げを発表したため、主要原油消費国である同国の需要減退や購買力低下への懸念が強まり、朝方から値を下げた。
また、エジプト情勢の緩和に加え、9日に発表される予定の在庫統計で、原油狂庫が4週連続で増加するとの見通しも、原油の相場を圧迫した。