2011.02.18 のニュース
中東産が反発99ドル台 WTIは続落し84.32ドル
15日のシンガポールマーケット中東産原油4月限は、反発して99ドル/バーレル台となった。2ドル弱の大幅な値上がりで100ドルに迫った。WTIを約15ドルも上回る高値となった。
WTIの3月限は、49ドルの続落で84.32ドルとなったが、4月限が87ドル台、5月限は90ドル台と先高となっている。
ブレントの3月限は1ドル以下の反落となったものの、依然として102ドルを超える高値で、4月限や5月限は103ドルを超える高値を続けている。
WTIは、米国1月の小売売上高が市場の予想を下回ったほか、住宅関連指標も横ばいとなり、これらの弱めの経済指標を受けて米株価が下落したことで、原油の相場も連れて売りが優勢となった。
なお、インドネシアのSL4月限は2ドル以上の大幅値上がりで104ドル台となっているため、日本のマーケットに与える影響が心配されている。