2010.07.08 のニュース
石油10社経常利益1183億円 3月決算 在庫評価の影響で黒字転換
石油連盟は、3月期の「石油10社の決算(単体)」を発表した。
販売数量は2億1347万KLとなった。平成21年度の全国の石油製品内需は、燃料油計で前年度を3.1%下回った。しかし10社の販売数量は景気低迷に伴う需要減等により、前年度比4・7%減となった。
売上高は14兆3837億円で23.2%減となった。原油価格の前年度比下落、景気低迷に伴う販売数量減少等により、前年度比減少となった。
営業利益は656億円で、前年度の7375億円の損失に比べ黒字転換となった。営業利益は、原油価格上昇に伴う在庫評価影響等により黒字転換となった。売上高営業利益率は0.46%で、前年度比4.4ポイント改善した。
経常利益はI183億円(前年度は4027億円の損失)で、黒字転換となった。営業外損益は、受取配当金等の減少により前年度を2822億円下回った。
営業利益が黒字転換となったことから、経常利益も黒字転換し、前年度比5210億円の改善となった。売上高経営利益率は、前年度比2.97ポイント改善した。
当期純利益は658億円となった。特別損益は固定資産売却益の増加等により改善し、当期純利益は659億円となった。