2011.02.21 のニュース
WTI反発84.99ドル 中東産は反落も98ドル台
16日のWTI3月限は反発して84.99ドル/バーレルとなった。前日比0.67ドルの値上がりとなっている。前週末の11日から3営業日の続落となっていたが、85ドル寸前まで値を戻した。
シンガポールマーケット中東産原油4月限は、前日100ドルに迫る99ドルという高値となっていたが、約1ドルの反落で98ドル台となった。
ブレントの3月限は小幅な反発となったが、102ドル台にとどまっている。しかし、4月限、5月限は103ドル台となっている。
WTIは、米国エネルギー情報局(EIA)発表の週間在庫統計で、原油が前週比90万バーレル増、ガソリンは20万バーレル増、中間留分が310万バーレル減となり、いずれも予想よりも大幅減となり、供給過剰感を緩和させる内容となった。
また、中東情勢の緊迫化から、原油の供給混乱懸念が再燃し、4営業日ぶりの値上がりとなった。