日刊ニュース

2011.02.23 のニュース

ガソリンー部で下落 原油高も円高・業転低迷が影響

ガソリンの市況は、横ばいか、一部では下落状況となっている。原油価格(中東産)は値上がりして100ドル/バーレルに接近しているが、WTIは横ばい状況となっており、国内では供給増となっていることもあって、下落も散見される。
 今後は、値上げを狙う動きになるものとみられるが、今のところ動きは鈍い。1年の原油急騰時には、同時に為替が100円/ドル台という円安であったため、この時に比べると、最近は83円程度で、円高となっている。
 そのため、円・ドル換算での原油価格は、CIFでは47~48円/Lとなっており、東工取の原油先物も50~51円であるため、それほど高水準とはなっていない。
 ちなみに、08年8月の原油CIF価格は92円、原油が135ドル、為替は108円となっており、ガソリン価格は180円台という高値であった。
 最近は、為替が円高であるため、当時に比べるとコスト安となっている。現在も原油は高騰しているが、業転市況が低迷しているため、ガソリン市況は一服状況となっている。

提供元:株式会社 石油タイムズ社
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