2011.02.24 のニュース
中東産反発100ドル超え ブレントも上げで104ドル台
21日のシンガポールマーケット中東産原油4月限は、前週末(18日)に99ドル/バーレル前後まで値下がりしていたが、今週に入るや、いきなり1ドル以上の大幅な値上がりとなり、ついに100ドル/バーレルを超える高値となった。約2年半ぶりの水準となっている。
一方、ロンドン市場のブレント3月限は、前週末の18日には1ドル以上の大幅な値下がりで102ドル台まで値を下げていたが、21日には2ドル以上の大幅な値上がりとなり、104ドル台半ばとなっている。
なお、ブレントの先物は4月限も5月限も105ドル台となり、先高となっているが中東産は100ドル前後にとどまり、小幅ではあるが先安となっている。
WTIは、アメリカの祝日President’s Day(大統領の日)のため、休場となっている。
中東産や北海原油の高騰は、OPEC加盟国であるリビアの内乱状況、油田のストなど、中東情勢の緊迫化によって、08年以来の高値水準となった。