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ＷＴＩ続伸９８．１０ドル 一時的に１００ドルまで到達

２３日のＷＴＩ４月限は大幅な続伸で９８．１０ドル／バーレルとなった。取引中、一時的に１００ドルに到達し約２年５カ月ぶりの高値となったが、引けにかけては値を下げ、９８ドル台で終了した。
　４月限は、前日には５．７１ドルの大幅値上がりとなり、９５．４２ドルまで上昇していたが、２３日では２．６８ドルの値上がりとなった。５月限は９９ドル台であるが、６月限は１００ドル台となり、先高となっている。
　シンガポールマーケットの中東産原油４月限は、２１日に１００ドルを超えたが、その後さらに値を上げ、１０５ドル前後となっている。前日には３ドル以上の値上がりとなり、２３日には１ドル以内の値上がりにとどまった。先物は１０２～１０３ドル台と、先安となっている。
　ブレントの３月限は３ドル以上の大幅な続伸となり、ついに１１０ドルに達しているが、先物は１１０ドル前後にとどまっている。
　ＷＴＩは、ＯＰＥＣ加盟国であるリビアの情勢悪化を受け、これに伴い、フランスのトタルなど複数の欧州系石油会社が生産の一部、あるいはすべてを停止したことが明らかとなったことが原油相場を押し上げた。