2011.03.08 のニュース
中東産 続伸110ドル前後 WTIは反落も101.91ドル
3日のシンガポールマーケット中東産原油5月限は続伸して110ドル/バーレル前後となった。前日比1ドル以内の値上がりで、WTIを約ドルも上回る高値となった。
WTI4月限は0.32ドルの反落で101.91ドルとなった。またブレント4月限は2ドル以上の大幅な値下がりとなって115ドル台となった。
WTIは、ベネズエラのチャベス大統領とリビアのカダフィ大佐が、和平交渉案を協議したとの報道を受けて、原油供給の不安が後退し、原油相場は終日軟調に推移した。
しかし、リビアの政府軍が東部石油輸出の要衝ブレガヘの空爆を続行するなど、情勢不安は払拭されず、相場は高止まりとなった。また、米国経済指標の良化を受けた買いや、対ユー口でのドル安を受けて、下げ幅は限定的となっている。