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ガソリン仕切　連続値上がり ＥＭ４．５円、ＪＸ４．９円の値上げ　一気に１５０円相場に

原油価格の高騰を受けて、ガソリンの仕切価格は、５日からエクソンモービルが４円５０銭、ＪＸが４円９０銭／Ｌの値上げが実施される。既に２月２６日からは３円５０銭程度が値上げされ、末端市況は１４０円台に乗せたが、仕切価格が連続して値上げとなると、販売業者はユーザー転嫁に取組み、一気に１５０円台相場となる。仕切価格が連続して値上げとなると、一気に８円の値上げとなるが、未達分を加算すると１０円以上の値上げとなり、ユーザー転嫁も大幅となる。現在、安値物は１３９円まで値上がりし、都心部では１４３～５円相場となっているため、今後は１５０円台に乗せることになる。
　ガソリンの仕切価格は、連続して値上がりとなり、末端市況は１５０円相場となりそうである。２月２６日（土）の仕切価格値上げをうけて、販売業者のユーザー転嫁は３月１日からとなり、安値は１３９円へ、街道沿いのボトム価格は１４１円以上となってきた。
　石油情報センターの週動向調査は２月２８日の調査であったため、全国平均は１３９円で、前週に比べて１円の値上がりとなったが、７日調査では確実に値上がりする。５～６円の値上げが実施されているため、７日の調査では１４５円前後となりそうである。
　都市部のボトムは１４３円となっているが、さらに５日から仕切価格が値上げされると、来週にも１５０円相場が実現しそうになってくる。
　ただ、連続値上げに対して、販売業者の対応も厳しくなってくるため、業者は戸惑いをみせている。１５０円相場になると、ユユーザーが節約に取り組むため、販売減が見込まれる。
　原油価格は、中東産が１１０ドル／バーレルとなっており、昨年末の９０ドルに比べると２０ドルも値上がりとなることから、コストは１０円以上の値上がりとなる。東工取の原油価格も、年末の４５円から足元の５６円へと１０円以上の値上がりとなっている。