2011.03.14 のニュース
WTI続落104.38ドル ブレント反発115ドル台
9日のWTI4月限は続落して104.38ドル/バーレルとなった。前日に比べ0.64ドルの小幅な値下がりとなったが、5月限は105ドル台、6月限が106ドル台となり、先高で推移している。中東産原油の5月限は、1ドル以内の値下がりで109ドル台前後となったが、ブレントの4月限2ドル以上の大幅な値上がりで115ドル台となった。
WTIは、米国エネルギー情報局(EIA)発表の週間在庫統計で、原油が前週比250万バーレル増となり、予想以上に増加したこと、クッシング原油在庫も過去最高の4026万バーレルとなったことを受けて、原油相場は下落した。但し、ガソリン、中間留分の在庫減少により、値下がりは限定的となった。一方、リビアのカダフィ政権が、東部の都市ラスラヌフ石油備蓄用タンクを爆撃したことを受け、ブレントは値上がりとなった。