2011.03.22 のニュース
WTI反発97.98ドル 中東産反落で104ドル台
16日のWTI4月限は小幅な値上がりで97.98ドル/バーレルとなった。前日に比べ0.80ドルの値上がりとなったが、先物は5月限が98ドル台、6月限は99ドル台と先高になっている。
一方、中東産原油の5月限は2ドル弱の大幅な反落で104ドル台の高値を維持している。ブレントの4月限も小幅な続落で110ドル台となり、3日連続の値下がりとなった。
WTIは、前日は大幅に反落したが、その後での短期的な戻りを見込んだ買いが優勢となった。バーレーンでの反政府デモが拡大したところから、サウジアラビアヘの飛び火が懸念され、相場を押し上げた。
ただし、日本の原発事故が先行き不透明感から、上値は重かったが、米国エネルギー情報局発表の週間在庫統計が、原油は増加したものの、製品が減少したことも、大幅な値動きには影響しなかった。