2011.03.23 のニュース
WTI再び101ドル台 中東産も反発で106ドル台
17日のWTI4月限は大幅な値上がりで再び101ドル/バーレル台となった。前日に比べ3.44ドルの続伸で101.42ドルとなっている。先物は5月限が102ドル台、6月限は103ドル台と先高になっている。
一方、中東産原油の5月限は1ドル以上の値上がりで106ドル台となり、前々日15日の水準に逆戻りしたが、こちらは小幅な先安となっている。
ブレントの4月限も大幅な値上がりで113ドル台となり、3日連続の値下がりはストップした。5月限、6月限は小幅な先高で推移している。
WTIは、リビアで政府と反体制勢力の衝突が続くなか、バーレーンでも反政府デモが拡大し、隣国であるサウジアラビアにも政情不安が波及するとの懸念が強まった。
また、ドルの対ユーロでの下落も相場をサポートし、地政学的なリスクに伴う供給懸念逼迫懸念の背景もあって、先週11日以来の、―週間ぶりの高値に上昇している。