2011.03.28 のニュース
WTI105.75ドル 中東産は反発110ドル前後
23日のWTIは5月限に切り替わり、連続値上がりして105.75ドル/バーレルとなった。前日までの4月限に比べて5月限は先高となっていたため、5月限は前日に比べ0.78ドルの小幅な続伸となっている。
しかし、前日までの4月限に比べると1.75ドルの大幅な値上がりとなる。6月限、7月限は106ドル台と先高で推移している。
一方、中東産原油の5月限は1ドル以上の大幅な値上がりとなり110ドル前後となった。先物のうち、6月限ほ小幅な先高となっているが、7月限は小幅な先安となっている。
ブレントの4月限は5営業日連続の、小幅な値上がりも115ドル台後半にとどまっているが、5月限、6月限は小幅な先高となり、116ドル台で推移している。
WTIは、多国籍軍が、カダフィ大佐政権軍への攻撃を進め、シリアでも反体制派と政府軍の衝突が起きたことから、原油供給への不安を高めた。
一方、米国エネルギー情報局(EIA)発表の週間在庫統計は、原油が増加したものの、ガソリンは減少したことで、原油価格に対する影響は限定的であった。