2011.03.29 のニュース
ガソリン「市況は安定」 供給不足解消で落ち着く
ガソリンの末端市況は150円/L相場が形成されたが、関東地区で3ヵ所の製油所が稼働を再開したこともあり、当面は横ばいで推移しそうである。
首都圏でも休業しているSSもあるが、多くは営業を再開しているため、落ち着きをみせている。製油所が稼働したのと、ローリーでの配送が増加しているため、SSにユーザーが殺到するケースは姿を消している。ここ数日間で平常に戻るものとみられる。
SSでの営業が開始され、供給不足が解消されることになったとしても、地震により経済活動が停滞しているため、今後の実需は減少する。
ガソリンの需要も減少するが、地域によっては大幅な販売減が心配されてくる。景気の後退は必至であるのと、レジャーも自粛となり、街道沿いSSは春休みの行楽シーズンによる販売増も期待外れとなる。
ガソリン販売は、需要が回復して、今までは前年に比べると微増となっていたが、今後は減少することになり、販売方針のが見通しが必要となってくる。