2011.03.30 のニュース
WTI続落も105ドル台 中東産は横ばいで109ドル台
25日のWTI5月限は、小幅な反落も105ドル/バーレル台にとどまった。前日比0.20ドル値下がりして105.40ドルとなったが、6月限は106ドル台の先高となっている。
一方、中東産原油の5月限はほぼ横ばいで109ドル台にとどまった。先物も109ドル台であるが、小幅な先安となっている。
ブレントの4月限も続落したが、小幅であるため115ドル台にとどまり、5日連続で115ドル台の高値を続けている。
WTIは、原油市場が短期的な上げ過ぎ感から、終末を前にしてポジション調整の売りが先行した。また、為替相場で、欧州の債務不安を嫌気してドル高、ユーロ安となったことも、原油の売り要因となった。
その一方で、リビアを中心とした中東・北アフリカ情勢の不透明感が下値をサポートし、終値は小幅安で引けた。