2011.04.22 のニュース
WTI反発108.15ドル 中東産は反落し114ドル台
19日のWTI5月限は反発して108ドル/バーレル台まで値上がりした。前日より1.03ドルの値上がりで108.15ドル
となっている。
一方、シンガポールマーケットの中東産原油6月限は1ドル以上の大幅な値下がりで114ドル台となったが、それでもWTIを約6ドルも上回る高値を維持している。
ブレントの5月限は小幅な続落で121ドル台となったが、先物は小幅ではあるが先安で推移している。
WTIの取引前半は、前日の供給過多を指摘したサウジアラビア石油相の発言や、米国債の格付け見通しの流れを引き継ぎ、売りが先行した。
ただ、売り一巡後は、対ユーロでドル安が進行し、ドル建てで取引される原油の割安懸か強まったことや、米株価の堅調な動きに支えられ、切り換えした。
また、産油国ナイジェリアで実施された大統領選の結果を巡る暴動等の情勢悪化も原油相場を押し上げた。