2011.05.11 のニュース
WTI続落97.18ドル 中東産も下げで101ドル台
6日のWTI6月限は前日より2.62ドル/バーレルの大幅な続落で、3月15日以来の安値となった。今週に入ってからの5日連続の値下がりとなり97.18ドルとなっている。7、8月限は先高となっているものの100ドルを割った。
一方、中東産原油7月限も、前週末の29日より5営業日の続落で、13ドル以上の大幅な値下がりとなり101ドル台となった。その結果、前日までは、WTIとの価格差が約5ドル以上となっていたが、約4ドル差に縮小している。
ブレントの6月限は4日連続の値下がりで113ドル台前半となった。
米国の雇用統計で、非農業部門の就業者数が市場の予想を上回ったことで、米景気回復への期待から買いが先行し、一時102ドル台まで上昇したものの、ビンラディン容疑者の死亡や、ドルの対ユーロでの上昇が売り材料となり、WTIは下落に転じた。なお、1週間で16.34ドルの値下がりは、08年12月以来の大幅値下がりとなっている。