2011.05.16 のニュース
WTI急落 98.21ドル 中東産は続伸で111ドル台
11日のWTI6月限は、前日より5.67ドル/バーレルの大幅な急落で100ドルを割り、一気に98ドル台となった。今週に入ってからの2日間で6.70ドルも急騰し、103ドル台まで上伸したが、再び100ドルを割った。7、8月限も先高ではあるが100ドルを割っている。
一方、中東産原油の7月限は、1ドル以上の大幅な値上がりで111ドル台となった。
その結果、WTIとの価格差が、前日は約6ドルまで縮小していたが、再び約12ドル
の大幅な価格差に拡大している。
なお、ブレントの6月限は、2ドル以上の大幅な値下がりで、115ドル台前半となっている。
米国エネルギー情報局(EIA)の週間在庫統計では、原油とガソリンが、市場の予想に反して、ともに前週比で増加したことで、需給緩和の懸念が拡がり、WTIの原油相場は売りが台頭して大幅に下落した。