2011.05.17 のニュース
WTI反発 98.97ドル 中東産は反落106ドル前後
12日のWTI6月限は、前日より0.76ドル/バーレルの小幅な値上がりで98.97ドルとなった。前日は5.67ドルの大幅な急落で100ドルを割ったが値を戻した。
一方、中東産原油の7月限は5ドル以上の大幅な値下がりで106ドル前後となった。その結果、WTIとの価格差が、前日は約12ドルとなっていたが、縮小して約7ドル差となっている。
なお、ブレントの6月限は、約3ドルの値下がりで112ドル台前半となっている。
国際エネルギー機関(IEA)が、5月の石油市場月報で、原油価格の高止まりなどを背景に、世界の原油需要見通しを、前月の予想から引き上げたことを受け、需給の緩みが意識された。
そのため、WTI原油は、一時大幅に下げる場面もあったが、その後は米国株式市場の上昇と、ドルの対ユーロでの下落を材料に値を上げた。