2011.05.26 のニュース
WTI反落97.70ドル 中東産は続落105ドル前後
23日のWTI7月限は、前日より2.40ドル/バーレルの大幅な値下がりで100.10ドルから一気に97ドル台まで反落した。前週末の20日は1.17ドルの値上がりで100ドルを超えていたが、また100ドルを大幅に割った。
中東産原油の7月限も2ドル以上の大幅な値下がりとなり、105ドル前後となっている。そのため、WTIとの価格差は約6ドル差となり、前週末と大きく変わっていない。ブレント6月限は、1ドル以上の続落となって110ドルを割り、約1週間ぶりに109ドル台となった。
対ユーロのドル高による割高感から、原油は時間外取引で値を下げた。その後発表された中国5月PMIが低水準となったこと、欧州財政の先行き懸念などで、世界的なエネルギー需要に懐疑的な見方が拡がり、上値の重い展開となった。