2011.05.30 のニュース
WTI続伸101.32ドル 中東産は反落も106ドル前後
25日のWTI7月限は、前日より1.73ドル/バーレルの大幅値上がりで、99.59ドルから一気に100ドルを超え、5月10日の103.88ドルに次ぐ高値となった。
一方、中東産原油の7月限は小幅な値下がりとなったが、それでも前日と同水準の106ドル前後となった。そのため、WTIとの価格差は5ドル差以内に縮小した。
5月初旬には約15ドル差となっていた。
ブレントの6月限は、2ドル以上の続伸となって114ドルを超え、5月11日以来の高値となった。
米国エネルギー情報局(EIA)の週間在庫統計によると、原油輸入の増加と、製油所稼働率の上昇を受けて、原油、ガソリンともに在庫は増加したが、留出油の在庫が大幅な取り崩しとなり、WTI原油の相場は買い材料となった。
また、対ユーロで、ドルが下落に転じたことで、商品相場に割安感が生じたことや、産油国リビアなどの中東情勢への根強い警戒感も買いを後押しし、原油相場は約2週間ぶりの高値となった。