2011.05.31 のニュース
中東産 反発108ドル台 WTIは反落も100ドル台維持
26日の中東産原油7月限は反発して108ドル/バーレル台となった。前日比2ドル以上の大幅な値上がりで、5月11日の110ドル台に次ぐ高値水準に戻った。
WTIは1.09ドル値下がりしたが、それでも100ドル台を維持している。8、9月限は小幅な先高で、9月限は101ドル台となっている。前日は中東産との価格差が5ドル以内にまで縮小していたが、再び8ドル以上の差に拡大した。
ブレントの6月限は、小幅な続伸で115ドル台となっている。
1~3月(第1四半期)米国の実質国内総生産(GDP)改定値は前期比年率1.8%増となったが、市場予想の2.2%を下回り、加えて週間米新規失業保険申請件数も市場予想に反して増加した。
これらの状況から、米国景気の減速懸念から、原油需要の伸び悩みが意識され、WTI相場は売りを誘ったが、対ユーロでのドル安によって、相場は下支えされ、100ドル台を維持した。