2011.06.01 のニュース
WTI反発も100ドル台 中東産は続伸で109ドル台
27日のWTI7月限は前日より0.36ドル/バーレルの値上がりで100.59ドルとなり、2日連続で100ドル台を維持した。
一方、中東産原油の7月限は1ドル以内の値上がりとなり、108ドル台から109ドル台となった。そのため、WTIとの価格差は7ドル差から8ドル差に拡大したが、5月初旬の15ドル差より小幅を維持している。
ブレントの6月限は、1ドル以下の小幅な反落で114ドル台となり、2日前の水準に戻った。
主要8ヵ国の首脳会議(G8サミット)において、首脳宣言として「世界経済の回復は勢いを増し、一段と自律的になっている」との見解を表明した。
また、ドルが対ユーロで下落したことも後押しし、WTI原油は買い優勢のうごきとなった。しかし、米国景気低迷の減速懸念による原油需要減への警戒感から、値上がりは小幅となった。