2011.06.08 のニュース
元売サイド ガソリン市中買いへ 需給バランスの適正化を図る
ガソリンは減販が続き、供給増となっており、需給のバランスを保つため、元売サイドは市中買いを行うことになった。東日本大震災で減販となり、供給増から業転市況が低迷しており、系列価格との間に大幅な価格差が生じているため、販売業者から、業転安に対して反発が出てきている。
供給増に対しては、製品の輸出で対応しているが、ガソリンの場合は、相手国との品質規格が異なっており、ガソリン基材の輸出となるため、数量は少ない。
これから製油所の定期修理に入るため、市中買いで手当てし、当面の需給調整を図ることになったもの。
仕切価格は値上がりしたが、それ以上に業転市況が下落したため、ホームセンターなどの安値販売が表面化して、末端市況が急落した。外資系が売り、民族系が買いポジションとなっているが、元売間でようやく需給調整の動きが出てきた。